所得税額と実際の所得税率をグラフにしてみた
2014/10/28 最高税率 45% に対応した新しい記事を書きました。所得税の計算について少し詳しく書きましたので、ご覧ください。こちら
所得税とは個人の所得にかかる税金のことです。
所得税の計算はさほど難しくはないのですが、所得の増加に伴ってどういうふうに増えていくのか興味があったので、計算してグラフ化してみました。
結果のグラフから
まず結果からばばーんと公開。▼のグラフのようになります。青色が所得税額、オレンジ色が課税所得金額に対する所得税率です。
まぁ、ちゃんと累進課税なんですね。ただ、一見所得税額自体は所得の増加に伴って変化が急になっているように見えますが、実質の所得税率はゆるやかになるんですね。うまいこと作ってありますね。。。
また、1800万円でも25%程度なので、控除額がある分、実質の所得税率は下で載せている税率表より低いことがわかりますね。
課税される所得金額について
所得税は 課税される所得金額 × 所得税率 で求めます。
では、この課税される所得金額(この記事では「課税所得金額」)とはなんなのかというと、収入金額から様々な控除をひいた額です。
たとえばサラリーマンの人で他に収入がない場合、収入金額から給与所得控除額と呼ばれる経費分を差し引いた額が課税所得金額になります。ただし、扶養控除や配偶者控除、保険料控除などがある場合は、さらにこれらを差し引いた額になります。
給与所得控除や各種の控除については下記を参照してください。
所得税の税率について
所得税の税率は平成24年12月21日現在で▼の表のようになっています。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 |
10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 |
20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 |
23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 |
33% | 1,536,000円 |
1,800万円超 | 40% | 2,796,000円 |
詳しくは国税庁のタックスアンサーをご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました m(_ _)m