中国銀行の「晴れの国支店」限定キャンペーンには100万円ポンと預けよう
中国銀行がインターネット限定で表示金利に+1.2%上乗せというキャンペーンをやっています。結構大きな上乗せですので、例によって「定期預金の利回りを最適化する電卓」で計算してみました。
結果としてはこの定期には100万円まとめて預ければいい!ということになりました。
中国銀行「晴れの国支店」とは
なんだか大げさな名前な気もしますが、中国銀行のインターネット専用支店がこの「晴れの国支店」です。
口座開設はホームページから行なうと1週間程度でできるようです。今回のキャンペーンはなぜかホームページで大々的には広告されていません。
期間は2012年11月30日まで(※50億円に達したら終了)なので、まだ間に合いますね。
ちなみに中国銀行は Bank of China ではなく、日本の中国地方、岡山を中心とした日本の銀行です。あしからず。
最適なのは10,776円だが・・・
預け入れ額の最低金額は1万円ですので、この条件をあてはめてみると10,776円が最適であることがわかります。実質利回りは1.039%です。
ただし、この場合、100回近くも申し込みの操作をしなければなりません。さすがに現実的ではないので、10万円以上にしてみると104,164円となります。利回りは0.987%まで下がりましたが、10回程度の操作で済むので、まぁまだなんとかなりそうです。
100万円でもそんなにかわらない
いっそのこと100万円にしてしまうとどうかと言うと、実質利回りが0.975%、受取利息が2,438円となりました。
一覧表を▼にのせておきます。
元本 | 口数あたりの 受取利息 |
口数 | 合計元本 | 受取利息 |
---|---|---|---|---|
10,776円 | 28円 | 100口 | 1,077,600円 | 2,800円 |
104,164円 | 257円 | 10口 | 1,041,640円 | 2,570円 |
1,000,000円 | 2,438円 | 1口 | 1,000,000円 | 2,438円 |
1,038,041円 | 2,533円 | 1口 | 1,038,041円 | 2,533円 |
これぐらいの違いなら100万円ポンっと預けてしまったほうがラクな気がします。
もう少し足して1,038,041円にすると受取利息が2,533円まで増えますので、この金額でもいいかもしれません。
6ヶ月や1年は損
+1.2%というのは3ヶ月のときのみで6ヶ月や1年では、それぞれ+0.6%と+0.3%に下がってしまい、流動性リスクも考えるとオトク感が薄れてしまいます。
▼に一覧表をのせておきます。1年や6ヶ月で預けるメリットは全くなさそうです。
預入期間 | 表示金利 | キャンペーン 金利上乗せ |
合計金利 | 元本 | 受取利息 | 実質利回り |
---|---|---|---|---|---|---|
3ヶ月 | 0.025% | 1.20% | 1.225% | 104,164円 | 257円 | 0.987% |
6ヶ月 | 0.025% | 0.60% | 0.625% | 102,080円 | 257円 | 0.504% |
1年 | 0.025% | 0.30% | 0.325% | 104,308円 | 272円 | 0.261% |
どんなときに預ける?
さすがに中国地方以外の方で中国銀行「晴れの国支店」に口座をもっている人は少ないのではないかと思います。
このため、このキャンペーンにのるためには口座開設が必須となります(というか新規契約がキャンペーンの条件ですが)。これに1週間(+手間)がかかります。
最初の預け入れ期間をすぎると利率が0.025%という低水準に戻ってしまうので、ずっと資金をおいておく口座には適しません。
そうなると3ヶ月が経過したあと、資金を引き出す必要がありますが、中国銀行の場合、住信SBIネット銀行や新生銀行のようにATM手数料無料や振込手数料無料といったサービスがないので、ATMからの引き出しに手数料がかかってしまいます。
全国のセブン銀行ATMが利用できるようですが、手数料は平日昼間で105円です。
まぁ、このへんの時間と金銭的コストを考慮して、それでも2,500円ぐらいの利息が魅力に感じられる場合は、申し込みましょう。
しかし、一時的とはいえ魅力的な利率を提供してくれるキャンペーンはうれしいですね(^▽^)ノ
最後までお読みいただきありがとうございました m(_ _)m